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DEATHNOTE 考察・二次創作とウィンチェスター旅行記
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※西尾維新氏の小説『アナザーノート-ロスアンゼルスBB殺人事件』及び、映画の内容に関する記述を含みます。

また、悪趣味な話題が出てきますので、ご注意ください。




汝は冒険者であるか?
危険と言う名の滝を潜り抜け、
その奥に伝説の正体を求める者であるか?
ならば我を求めよ。


この一文は。

『ヱヴァンゲリヲン』旧作の制作会社、ガイナックスのNHKアニメ『不思議の海のナディア』第一話冒頭で流れるこのナレーションは。
山田章博さんの『胡蝶探記』に出て来る一文ですが。


そう、伝説の真実って、知りたいと思いませんか?

+ + + + + + + + + +
えー、例えばの話ですけど、リトルグレイの解剖フィルム。


宇宙人ブームっていうと、御幣があるかもしれませんが。
「お前の研究を今すぐ止めろと」NASAから矢追純一に警告がいった、という噂まで呼んだ一連の流れの源流になった、あの伝説のフィルムで、グレイの製作を担当した映画人が、カミングアウトをしたそうで。


異星人解剖フィルム ― エイリアン製作者が遂にカミングアウト
http://x51.org/x/06/04/0716.php

ロズウェル事件 ー 寡黙なる神話の中心(1)
http://x51.org/x/06/10/2551.php

ロズウェル事件 ー 寡黙なる神話の中心(2)
http://x51.org/x/06/10/2543.php


関連記事に、ビックフットの中の人がカミングアウトしたとか、ネッシーやミステリーサークルの仕掛け人がカミングアウトした、という記事も出ていて。

一度ついた嘘は、墓の中まで持って行ってしまえばいいような事を晩年になって告白した記事が数多くあって。憶測に過ぎないけど、なんかこう宗教的な理由とか、余人には分からない何かがあるんだろうな、と感慨しきりな昨今ですが。


そういう作為的なものに限らず。


幽霊の正体見たり枯れ尾花。

例えば、レミングが集団自殺するというのも、根も葉もない俗説で。
実際には、増えすぎて生態系のバランスが崩れる為に自然に減ってるだけなのに、じゃあなんでそんな劇的なイメージが付いてるかって言ったら、そういうパニック映画が昔あった為に、集団自殺のイメージが定着したのが、俗説の根っこになっていると聞きます。

なんかね、そういうのって、結構、調べつくしていけば、何かしら、そういう伝説が生まれるに至っただけの因があると思うんですよね。


大昔、狩人のお父さんが、山でちょっと大きな蛇を殺して、その夜、火でも囲みながら子供に語って聞かせた時に。
「お父さんは今日あの山の主の大蛇を退治したんだぞ」と、罪の無い誇張をしたのが伝言ゲームで数代経ると、もう。
「我らの開祖は災害を起こす七頭のおろちを退治すべく、険しい山脈に分け入り」伝説になっているという様な。


古代の黄河流域では、今よりずっと気候が温暖だった為に、ワニが生息していて彼らが鳴き声をあげていて、それが時代が下って、ついには、竜を生み出すまで至ったという、掘り返してみなければ分からなかった要因が出て来ますし。


この火星でウサギの耳が揺れてたって記事にしたって。


なぁんだパラシュートの残骸がそう見えただけかで終わってしまうんじゃなくて、って事はつまり、火星の地表には、風が吹いてるんじゃないか、って別の真実が、そこからこぼれ出して来る訳ですし。

宇宙事業に携わる人の間でささやかれている噂では、火星を目指す宙域上には、銀河の大悪鬼、という怪物がいるのではないか、という迷信があって。
その宙域には、他の天体を目指して探査機を飛ばした時に較べて、火星を目指した時に限って、格段に消息不明機の多発するという、いわば、宇宙のバミューダトライアングルのような場所があるそうなのですが。
これだって、時が経てはいずれ、銀河の大悪鬼と呼ばれていた現象の正体が判る日が来るかもしれません。


伝説が生まれて、それが定着するまでのメカニズム。


神話が生まれるところまで諸般の事情を潜り抜けていって、そこまでいってはじめて見えてくる事に、興味があります。



私がデスノートにハマるきっかけとなった、miwさんのデスノコラ『LMN会議中』に出てきた。

「謎の答えは全て人間」

この台詞は、野田秀樹が主催していた夢の遊眠社という劇団の『半神』という、萩尾望都原作のお芝居に出てくるのですが。

それと同時期に流行っていた、第三舞台の『デジャヴ』というお芝居の中に。


「宇宙の果てまで行って、そこには本当に風しか吹いていなかったら、俺は喜んで虚無と一緒に凧揚げしてやるよ!」


そんな台詞があるんですけど。

うん、とりあえず、見れるものなら見てみたい、そんなうっかり人生棒に振っちゃう様な興味本位ってあるじゃないですか。
辿り着ける所まで、行くだけ行ってみて。
そこで改めて、幻滅したり、満足したり、自分を動かしていたものが、何ものだったのかを知ってみたいんですよね。


好奇心が猫を殺す、とは、よく言ったものです。




えー、そんなこんなで。
最近、自分の中で旬の妄想は、ヤングワタリとロジャーによる、ワイミーズ設立に至るまでの妄想ストーリーです。


いやね。
私デスノートって本編読む前にコラから入って、映画見て西尾維新の小説読んで、って二次創作の方面から入門してしまったもんですから。
いざ本編通して読んだ時に、こう、勝手ながら、自分の中で出来上がってしまっていた妄想上のストーリーとの、すり合わせがアレだったりしたんですよ。


えぇと、『アナザーノート ロサンゼルスBB殺人事件』で、ワイミーズハウスは、Lのバックアップを取る為のシステムだっていう記述が、思う壺、出て来るじゃないですか。
浦沢直樹の『MONSTER』でもそんな感じの設定は出てきますけど、そういう、極端な例で言うと、ナチスドイツで、虐殺というとんでもない応用のされ方をしていた優生学的発想、あれのある意味逆を行くような、減らすんじゃなくて、増やすという発想っていうんですか?


友人でね、日本女性だてらに、フランス人形のように端整な、くっきりした顔立ちの、下手なタレントよりも美しく可愛い顔立ちの美少女、齢二十代後半に差し掛かっても尚、美少女と呼びたい様な容姿の持ち主がいるんですよ。
彼女がそれだけ顔整っているので、きっとご家族の皆様さぞかし整った顔の一族だろうと思っていたんですけど、違うんですって。
彼女の曾祖母位の代までは、顔、薄かったらしいんですよ。
なんでも、曾祖母は自分が一重まぶたなのを気にしていて、息子の嫁には、二重まぶたでくっきりした顔立ちの女性じゃないと頑として許さなかった為に、そこ一点こだわりによる原始的なやり方による遺伝操作を繰り返した結果。
彼女の様に、くっきりした顔立ちの娘が生まれるようになったのだと。


この話だけで言ったら、そりゃ、ある意味微笑ましい、お茶の間レベルの1エピソードで済むんですけど。
ここいら辺の問題って、突き詰めていったら、それこそ、神の領域になるであろう、だからこそ普遍的であろう、そういうテーマだったりするじゃないですか。


昨今は、クローン羊のドリーが実際に誕生するご時世ですし、詳しい事は知りませんがヒトゲノムの解析も成果が出てると聞きますし。
子供の頃の小学ン年生新春号未来予想特集にあった様な、銀の服を着た人々がチューブを走るエアカーで街を行く様な時代に片足突っ込んでる訳じゃないですか。



だもんで、西尾維新氏的には多分、今後の為に、とりあえず張れるだけの伏線はぶち込んで置こうって感じでアレしたのかも分からないですけどが。
いやでも実際、非常に気になるLの背景について、今後のメディア展開で一体どういう扱いで来るんだろう。
なんて、ここら辺の話題と絡めて仲間うちで語り合っていたら、古い友人Nさんから教えていただいた衝撃的なドキュメンタリー。


発明で財を成した人物の手によって、人為的に天才を作り出そうという試みが実際にあったそうなんですよ。



『ジーニアス・ファクトリー』


http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003684.html

http://hayakawanonfiction.boxerblog.com/blog/cat48904/index.html


上の書評をご覧になると大体分かるんですけど。


ノーベル賞受賞者を含む天才だけで構成された精子バンク。
しかもそれが営利目的で運営されていたのではなくて、知能テストで上位2%の女性にだけ無償で精子を提供していたという話です。

設立者は、ファクトリー設立以前にも、私財を投じて、島を買い、発明家や科学者が世俗の法に縛られずに自分の研究に専念出来る為の独立国を作ろうとした過去のある人ですから。

やってるご本人は本気も本気、それが人類の未来の為だと本気で信じて、彼の思う「優秀な人類」を増やす事を目的として、やる気一杯で運営されていた、マッドにも程がある組織が、80年代のアメリカには実在して、そこから生まれた子供が大勢いるんだそうですよ。
つまりアレです。



ワ イ ミ ー ズ ハ ウ ス 実 在 。



リアルにだって、こんな事が実際に起こっていて。
それに賛同し、実現させる為に、実務面でも、費用面でも、尽力した人がいたんです。

こんな現実を知ったら。

私を月まで連れてってどころか、余裕で火星を目指せそうな勢いの、妄想の為のロケット燃料になると思いませんか。


嘘を付く時のコツは、細部に本当の事を混ぜる事だ、なんていいますが。


こういう、リアルを混ぜていったら。
公式では背景の明かされていないLを、ワイミーズハウスを、ワイミーズの子供達を、そりゃもう、隙間産業的に幾らでも、妄想し放題だと思いませんか?


ワタリが射撃が巧いのはどんな半生を送って来たからなのか。
ロジャーがハウスの運営をしてるのに子供が嫌いなのは何故なのか。
キラ側にハウスの情報渡したのって故意だったのではないか、二人の間には確執があったんじゃないか?。
そもそも、Lのあの、世界中の警察を動かせる名探偵というポジションを、どうにかして世間にまかり通すまでには、語られていないところでは何が起こっていたのか。



また、これは私の妄想の中の設定の話になりますが、二アやメロがLの遺伝子を受け継いでるって事にするかどうか、その辺はとりあえず置いといたとしても、そういうテーマに抵触するこのネタを振っておけば、話はもはやSFですから、ある意味、何でもありですから。


メロの最期のあの行動が、言葉通りの意味で「二人ならLを超える」だったとしたら。


あの遺伝子のバックアップである二人を、遺伝子の呼び声が突き動かしてのあの行動だとしたら?
同じ遺伝子の片割れであるニアの策ではキラに勝てない事を、より直観的に行動するメロは本能で悟り、Lの遺伝子を一人でも生き残らせる為に、メロは自分の命を賭したのではないか?
そう、こじつけてしまえば、世界がキラではなくLの遺伝子を選んのだ、みたいなオールドSFにありがちな展開にだって、無理くり引っ張れもするじゃないですか。


13巻を読んでる限りでは。
原作者の方はそこいら辺までどうこう設定していらっしゃるご様子でもありませんから、だったら、私の頭の中だけのワイミーズハウスにどんな裏設定捏ねくり上げてみたって、妄想の中だけはフリーダムだろうと。




なので、Lスピンオフで、彼の生い立ちの背景が出てしまう前に、ここいら辺の妄想を、こう、なんとか形に出来たらいいなぁ、と漠然と思っています。







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